nats-LOG

オペラ、クラシック、旅、ファッション、ラグビー、時々ジャニネタと好きなことを気ままに書いてます。

青い種子は太陽のなかにある 2015/8/15夜

私的に二度目の青い種子観劇。
今回は二回席からの観劇でした。

一階から見るよりも全体が見渡せるため、作品を俯瞰的に見ることが出来た。
照明での演出や群集劇の迫力は俯瞰的に見た方が分かりやすい。

また、会場の仕組みなのか、二階の方が音が良い。
セリフも聞き取りやすいし、音楽もバランスが良い。
意外と二階席からの観劇もいいのかも。

11日に見たよりも、全体のまとまりが良くなっていたし、自分としても二度目で理解度が上がったのか、1度目よりは楽しく見ることが出来た。

亀梨くんのセリフは良くなっていて、ちょっとした間の取り方によって、受け手が世界に入り込みやすくなっていて、賢治の言葉がすんなりと入ってきた。
亀梨くんの言葉でなく、賢治の言葉として伝わってくるものも大きくて、ラストシーンは完全に世界に入り込んでいた。
これは亀梨くんだけでなく、カンパニー全体が作品の住人となってきているんだろうな。。。と感じた。

亀梨くんの歌は11日の方が良かったかな。
この日はぶら下がってるようなピッチで全体的に低くて、うーーん、もう少し上!なんて思いながら聞いていた。
ピッチが合ってないと、どうしても作品の中から現実に戻されてしまうのよ、私。。。
次回はそこそこ当ててきて欲しいなと望むところです。

また、音楽という点では11日から感じてはいたけれど、松任谷サウンドがところどころ散りばめられていて、これ、松任谷さんの音だ!と思いながら音を楽しんだりした。

例えば舟の唄。
どこへいくのでしょうか
このサウンドが松任谷さん。

出だしのきっかけとなる音形よりも、センテンスの終わりに松任谷サウンドが現れていることを感じる。
これ、違う方が作曲したら全然違う舞台になるんだろうな。
◯◯バージョンみたいに、脚本は同じでも音楽が全く違う青い種子も見てみたいなと、変な視点で興味を持ってしまった。

次は29日。
ちょっと間を空けているので、どうなっているか楽しみ。