待ちに待ったヨナス・カウフマンのひとり大地の歌
ひとりで全楽章歌うという試み。
楽しみに待っていて、0:00と共にダウンロードしてした。
定額制で聞き放題は、私の様に気分によってコロコロ聴く曲を変える人には有難いサービスだ。
夜中だろうと、通勤中だろうと、どこにいてもネットさえ繋がっていれば、聴きたいと思った音楽に、かなりの確率で辿り着ける。
音質が…とかあるかもしれないが、大した音響設備もない我が家には、大きな問題はない。
それで、待ちに待ったカウフマンの大地の歌、早速聴いてみてる。
カウフマンの声はマーラーに似合う。
私がこうあって欲しいと思うマーラーの声質があるのだが、大地の歌に関しては、陰りがあり、重い声、そしてパワーのある声で聴きたい。
テノールパートは音が細かく動く箇所もあるので、重すぎても締まらない。
でも軽いと説得力に欠ける。
大地の歌は、あくまでも声は語りを担当する楽器の一部であり、オケは決して伴奏ではないのだ。
だからオケの一部でオケと溶け込んで欲しい。
淡々と歌うのもたまにはいいけれど、やはり言葉をきちんと活かして欲しい。
だから美しいドイツ語は必須。
ドイツ語の響きも音楽の一部だから。
そんな私の理想を満たしてくれるのが、ヨナス・カウフマンの声なのだ。
しかも、オケはウィーンフィル。
マーラーの美しい響きが最大に引き出されるはず!
アルト(バリトン)パートをどのように歌うのか、最終楽章から聴きたいところだが、ここはぐっと我慢。
冒頭から、やっぱり素敵。
じっくり聴きこもう!