プッチーニ「ラ・ボエーム」新国立劇場 2016.11.17
仕事をさくっと終えて、会社帰りに新国立劇場の「ラ・ボエーム」を見に行ってきました。
可憐なミミ、コケティッシュなムゼッタと見応えもありました。
ロドルフォの声も良くて、全体的にまとまっていて楽しかったです。
イタリアオペラをそこまで見ないので、大した感想は出てきませんが、やはりラストは涙がこぼれました。
悲壮感漂う音楽の中、「ミミ!!!」と叫ぶロドルフォに胸が痛みます。
ミミを演じたアウレリア・フローリアンさん、劇場に響きppがすごい。
響きと音の芯がしっかりされているので、きちんと届くのだろうな。
まだまだ勉強の足りない私は、響かせ方にうっとりしてしまいました。
どうでもいいけれど、ボエームを見ると毎回思うこと。
「私、ミミって言うの。皆からそう呼ばれているけれど、なぜだか分からないわ。ちなみに本名はルチアって言うのよ。」
と言っている中、なぜにロドルフォは「ミミ」と呼ぶのだろうか。
そこは「ルチア」だろう。
本人だってそ呼ばれたいに違いない。
そうでなければ、わざわざ本名告げないわ。
本当、ロドルフォって乙女心が分かってないな。。。
と毎度思うのですが、今回も見ながら心の中で突っ込んでいました。
ともあれ、仕事帰りにオペラ鑑賞ってなんて優雅なのでしょう。
気持ちはずどーんと落ちますが、良い音楽に身を包まれると幸せです。
オケも基本的にはとても良く鳴っていて、ドラマティックに仕上げていました。
でもやっぱりあれだね。イタリア物は歌が主軸だね。
音楽の渦を感じたいならやっぱりドイツ物だな。
指 揮:パオロ・アリヴァベーニ
- ミミ
- :アウレリア・フローリアン
- ロドルフォ:
- ジャンルーカ・テッラノーヴァ
- マルチェッロ:
- ファビオ・マリア・カピタヌッチ
- ムゼッタ:
- 石橋栄実
- ショナール:
- 森口賢二
- コッリーネ:
- 松位 浩
- べノア:
- 鹿野由之
- アルチンドロ:
- 晴 雅彦
- パルピニョール:
- 寺田宗永
- 合唱指揮
- :三澤洋史
- 合 唱:
- 新国立劇場合唱団
- 児童合唱
- :TOKYO FM少年合唱団
- 管弦楽:
- 東京フィルハーモニー交響楽団